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ハンタウイルス肺症候群ってどんな病気? 米ヨセミテ公園にて2人死亡 [健康]

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アメリカのカルフォルニア州ヨセミテ国立公園で観光客が

ネズミのふんなどを介したウイルスに感染し、2人の死亡が確認された。


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ハンタウイルス肺症候群は1993年に初めて確認されて以降、

全米で587件の症例が報告されており、感染者の3割が死亡した。



では、このハンタウイルス肺症候群とは一体なんなのか。どういう症状なのか。


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まずハンタウイルスとは。

簡単に言うと、げっ歯科の動物が持っているウイルスの総称である。



ねずみなど宿主自体にはなんら影響はないが、人間に感染すると、

腎症候性出血熱(HFRS)やハンタウイルス肺症候群(HPS)など致死率の高い疾病を引き起こす。



そしてそのハンタウイルス肺症候群に侵されると、

特徴として、

・風邪に似た症状
・発熱
・筋痛
・悪寒
・嘔気
・嘔吐
・下痢
・倦怠感

さらには

・関節痛
・背痛
・胸痛
・腹痛
・咳
・咽喉痛
・頭痛

も起こる。


臨床的には以下の5つのフェーズに分けられており、

潜伏期

前駆症状期

心肺症状期(多くの患者がこの時期に死亡する)

利尿期

回復期

となっている。


現在、ワクチンや有効な治療法は確立されておらず、対症療法にとどまる。

このハンタウイルス肺症候群を患った場合、致死率は40~50%と非常に高い。

ちなみに、このウイルスを持っているげっ歯科の動物は、南北アメリカ大陸にしか生息していないので、 日本でこの症候群に侵される心配はない。


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